高い効率の蓄熱制御により、SECOTEC TA - TCシリーズ(*)冷凍式ドライヤーはお客様の要件に合わせて圧縮空気を圧力下露点3 °Cまで乾燥し、常に最高の効率を発揮します。余裕のある容量の蓄熱媒体により、材料への応力を最低限に抑え、安定した圧力下露点に常に維持します。
部分負荷運転時や停止時間中に最高の節減効果を実現
極めて耐久性が高い、低メンテナンスのシステム設計
最高43 °Cの周囲温度に対応する空冷仕様
エネルギー節約:
エネルギー節約制御により、部分負荷運転時に余分な冷却能力を蓄熱媒体に一時的に保存し、その後冷却に使用できます。その際に電力の消費はありません。
長期間信頼性維持:
SECOTEC冷凍式ドライヤーの高品質な冷却回路は、最高+43 °Cの周囲温度でも高い信頼性で性能を発揮します。十分な容量の凝縮水分離器と電子式エコ・ドレン凝縮水排出装置により、どの負荷でも凝縮水を高い信頼性で除去します。電気装置は、EN 60204-1規格に準拠しています。
整備性改善:
防音カバーは構成機器に楽にアクセスできるよう設計されており、メンテナンスや試験作業に係る人件費を大幅に削減できます。
冷凍式ドライヤーの負荷は、乾燥する圧縮空気量(グレーの領域)に左右されるだけではありません。流入する圧縮空気の含水量にも大きく左右されます。含水量(水分)は温度が高いほど多いため、夏など周囲温度が高温の場合には(黄色の曲線)、冷凍式ドライヤーの負荷が大幅に高くなります。
これとは逆に、冬に温度が低下すると(青の曲線)、冷凍式ドライヤーへの負荷は低くなります。温度が変化しても圧力下露点を一定に維持するため、冷凍式ドライヤーはピーク負荷時にも十分な性能を発揮するよう設計する必要があります。また、予備の容量も考慮しておかなければなりません。
流量や温度範囲のように、冷凍式ドライヤーは常に0~100 %の負荷範囲で運転されます。SECOTECの蓄熱制御では、どの負荷範囲でも必要なエネルギーしか使わないため、大幅な節減効果を達成します。