エプロンコンベア式(タブリエ)散布機は、堆肥や家畜糞などの有機物を正確かつ均一に、かつ用途に応じて調整可能に散布するよう設計されています。本機は複数の特許技術と制御装置を統合しており、作業条件にかかわらず散布量の一貫性を自動で管理・補正します。
主な機能とイノベーション:- エプロン(タブリエ)+ハーフベルト(チェーン2本と横桟)により、材料を滑りなく搬送し、散布開始から終了までおよび登降坂時の均一性と精度を確保します。
- ビータ(ヘリソン)を20°に傾け(従来の15°から)、ホッパー内での崩れを抑え、散布の均一性を向上させます。
- ダブルアーム式扉により、投入時の立ち上がりが速く、持ち上げ時に投入物の上面をならします。
- ビータに取り付けられた格納式ハンマーにより、分解が進んだ軽い物質の散布性を改善し、わら質材料での過大な動力要求を防ぎます(特許取得)。
- 幅と投与量を管理する電子コントロールユニット(特許取得)を搭載し、散布時間、エプロン速度、往復回数、重量、散布面積、エプロン位置、油圧、電源電圧などのパラメータを表示・自動制御します。
- DPA(走行に比例した投与制御)により、トラクタ速度の変動やスリップがあってもヘクタール当たりの投与量を維持します。
- 積載高さや密度推定による誤差を低減するための統合式計量装置(特許取得)を搭載し、密度調整の必要を排除します。
- 圃場の端部での資源活用を最適化する自動境界フラップを備え、散布精度を維持します。
- 本機の概念と装置は4件の発明特許で保護されています。
試験結果(IRSTEA / 旧CEMAGREF):- 得られた総幅:20 m;走行間幅(作業幅):14 m、コンポストでの変動係数は10 %未満(要件 < 30 %)。
- ハンマーにより、わら混じり堆肥とコンポストで同一の散布幅を達成。
- コンポストにおける均一散布時間の割合(Extent)は95 %。
- 散布開始・終了時の荷上げ・荷下げが非常に迅速。
- IRSTEAによる測定投与量と選択投与量の最大差は、試験でいずれも6 %を超えませんでした。
仕様 / 技術データ:- 証明:エコ散布認定(2014年4月より認定)。
- 総幅:20 m(走行間の有効作業幅 14 m)。
- コンポストでの変動係数:< 10 %(IRSTEA試験)。
- コンポストでのExtent:95 %(散布の均一性)。
- ホッパー:底床低め、上部幅広(2.20 m)で、傾斜地での安定性と積載のしやすさを確保。
- ビータ傾斜角:20°。
- 特許要素:格納式ハンマー、電子コントロールユニット、統合計量(その他の技術含め計4件の特許)。
- 制御システム:電子コントロールユニット、DPA(走行比例投与)、統合計量、自動境界フラップ。
- 表示項目:散布時間、エプロン速度、往復回数、重量、散布面積、エプロン位置、油圧、電源電圧。